冠婚葬祭の日程を考えるうえで、考慮することが多い概念に六曜があります。
本ページでは、葬儀の日程と六曜の関係や、具体的な葬儀の日取りの決め方についてご紹介します。
六曜とは|葬儀の日程とは基本的に関係がない
六曜とは、中国発祥の考え方で、その日の吉凶を占うために定められたものです。
6種類の運気が定められており、以下の順番で巡っていきます。
- 先勝(せんしょう・さきがち)
- 友引(ともびき)
- 先負(せんぶ、さきまけ)
- 仏滅(ぶつめつ)
- 大安(たいあん)
- 赤口(しゃっこう、せきぐち)
各月の1日になると順番がリセットされて、新しくその月に対応した運気から再スタートする点が特徴です。
その発祥から、基本的には、仏式・神式・キリスト教式のいずれであっても、六曜の巡りを考慮して葬儀の日取りを決める必要はありません。
しかし、友引の日には、火葬場などが休みの場合があります。
この日に葬儀を行うと、「故人の親しい方が道連れとなる」として忌日の一つと考えられたためです。
通夜を行う際は問題ありませんが、葬式の日として検討する際には、気にする人がいないか、火葬場は休みではないかなどを確認した方が安心です。
葬儀の日取りの決め方|葬儀で行うことや日取りの目安
葬儀は、通夜、葬式、告別式、火葬の順番で行われます。
伝統的には、通夜と葬式と告別式(火葬)は、別日に行われていましたが、近年では、葬式と告別式(火葬)を一日で行う場合が一般的となりました。
※地域の慣習やご遺体の状況を鑑みて、火葬が先となる場合もあります。
また、告別式や火葬が終わった後には、昼食を兼ねた精進落としを済ませる場合が多いです。
そして、具体的な日取りは、以下の場合が多い傾向にあります。
- 通夜:故人が逝去した翌日の夜
- 葬式、告別式、火葬:通夜の翌日
もっとも、突然のことでどうしても親族らの予定がつかなかったり、葬儀場・火葬場の空きがなかったりする場合などは、日程を調整する必要があります。
逝去から通夜までの日程が開いてしまう場合は、葬儀場の保冷庫でご遺体を預かってもらったり、エンバーミング処置を施すなど、ご遺体をきれいな状態に保つために何等かの措置を取る必要があります。
葬儀・お葬式は宗誠企画にご相談ください
以上のように、六曜と葬儀の日程には基本的に関わりはありませんが、友引の日に葬式を行う際には注意が必要になる場合があります。
また、通夜は、故人が逝去された翌日に行う場合が多いですが、関係者のご事情や葬儀場・火葬場の空き次第で調整が必要になる場合があります。
宗誠企画では、葬儀・お葬式に関するご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。